天然 vs 人工 ではなく
普段からお世話になっている施主様のお宅にて。
十年ほど前に設えた天然の竹穂垣が崩れてきたのだけれど、どうしたら
いいかなぁ、とのご相談。
天然のモノとはまた違う面白さのある、樹脂製の人工垣を提案しました。
縦みす垣の立子、最初は茶色がかった煤竹を使うつもりでいたのが、
施主様と相談しているうちに、これは黒竹のほうが良かろう、となり。
施主様の卓見。景観にうまく馴染んだ仕上りとなりました。
良くなった良くなったとお互いに褒め合いつつ、作業完了。
天然モノか、人工モノか、ではなく。天然モノも、人工モノも、それぞれの
良いところを取り込んで、生かしていければ、庭ももっと興味深く、奥深く
在るようになる、と感じる次第。