窓
例年この時期は峰山の町なかを剪定して廻る段取りに
していて、数日前から御旅市場付近に滞在中。
日常、車でメインの道を走るだけになりがちな日々、
仕事とはいえ、町の、地区の路地に入り込むことで、
場所の歴史を背負ったそれぞれの気配が感じられて、
興味深くあります。
金刀比羅神社の裏手がわに、新地、と呼ばれる一画が
あり、弁当のあと、昼間は人気の絶えるその辺りを
あてなく歩いていると、秋晴れのもと、往時の華やかさが
透かし視える気もして。
道が交差するところに、もうずっと前に営業をやめた
様子の喫茶店があって、その店内に漏れ入る秋の陽が
美しく、覗き見するような後ろめたさを思いつつも、
閉じた窓越しに写真を一枚撮りました。スミマセン。