2019年5月30日 / 最終更新日時 : 2019年5月30日 ワダ トオル 【つれづれ雑記 くまのや】 底が見えない古い淵 むかしはひとの往来もあっただろう山のなかの林道。 いまとなってはもう歩む者もない、そんな道をたどって いると、まれにひどく懐かしいような想いにとらわれる ことがあります。その風景のなかの何かが、ぼくの記憶を 揺さぶっている感じです。その甘さ?ほろ苦さ?一言では 言い表せないその感覚は、戻りの車のハンドルを握って いるあいだも、通奏低音のように静かに残って。