石、小道

小道サラッとした里山風のお庭にて。

改修工事をさせていただきました。
仕上げの段になって、雑木群の足元に広がる空間がとりとめない印象だったので、
宍粟の自然石で小道を設けることにしました。

あくまで控えめに、あるかなきかに、と念じての敷石作業でしたが、これがなかなか
難しい・・・
どうしても茶庭に飛石を打つかのように、どこか人為的になってしまう・・・
普段からもっともっと山道、杣道を見て、歩いて、その感覚をつかんでおかなくては、
と感じた次第。

最終的に、ミニマルなまでに石の数を減らすことで、さりげない歩み、を象徴的に
表せるよう努めました。
あとは地被類や落ち葉、雨や風や太陽が、何年もかけてこの歩みを洗練させてくれる
ことを祈って。